4 「2ちゃんねる」

昔、アンダーグラウンド掲示板なんだよ、と人に聞いたきり、踏み込んだことのない場所だった。でも、ミキティこと藤本美貴さんを含めて、モーニング娘。などの掲示板巡りをするうちに、ハロプロ2ちゃんねるの板が普通にリンクされていたりして、ちょっと見てみるようになった。その中でも、ほとんどチャット状態の「流れの速い」サイトを良く見るようになった。自分のメインPCからは書き込みできない設定(Nortonの設定?)になっているので、ほとんどROM専だったけど。

(ただ、ブログ等の普及のためか、最近は、2ちゃんも変わってきた気がするし、今はもう見ていない。見ることも全くお勧めしない。)


最初は、ものすごい「叩き合い」を目にしてうわぁ、何だこれは!?と思っていたが、いい人もいるし、なかなか面白いスレッドもあり、だんだんに見方を心得て、はまった。(他の2ちゃんねるの板には行ったことがないのだが、このハロプロ系の板の場合、「マジヲタ」という人が多いので、また他の板とは違った感じなのではないかなあと推測する。)何にはまったのかというと、「情報が早い」ところ。数多くの「ガセ情報」の中に、ほんのちょっとの「真情報」が含まれているような宝探し的なところも? あとは、ここで知った情報によって、過去のTV映像の動画や、地方でしか聞けないラジオの音源を手に入れることができたことが凄く大きかったかもしれない。


ただし、悪く言えば、本当にろくでもない所。人間の一番醜い部分が露呈されている場所。言論の自由という前提をもって、1つの文化として認めるのはアリなのかもしれない。いや、言葉の暴力がどこまで許されるのかという問題もあるので、よく分からないけど…

問題は、この世界を「外に持ち出す」こと。
藤本さんを応援するようになった身として、苦々しく感じるのは、

2ちゃんや、その他の裏情報系サイトに載っていることを、そのままブログなどに載せて「ばらまく」人。(本人は悪意がなく、意識していない場合がほとんど。)

特にステレオタイプの人。


例えば2ちゃんなんかは、工作する人(通称「工作員?」)が存在するわけ。

自分の意図するようにスレッドの意見が進むような書き込みをしたり、意図するような「レス」がつくような「釣り」的な書き込みをしたり。

2ちゃん、って、結構ROM専が多い。

ただROMっているだけだと、結構たくさんの人が書き込みしているように見えたりする。

だから、実際は、意外に少ない人数で「まわしている」だけだったりするのに、そこに書かれている意見が、すごくたくさんの人の「総意」だと錯覚しやすい。

ROMっているだけでも、ある意味洗脳される。

ステレオタイプの傾向が強い人だと、それが気づかないうちに自分の意見になってしまう。

そういう例をブログで結構目にする。


例えば、2ちゃんで、「アンチ」が、ある「根も葉もない噂」を流したとする。それを見た人が自分のブログに、「こんな噂があるが本当だろうか?」と書けば、それはもう「アンチ」の思う壺。噂はどんどん広まるし、ネットを見ている人は、「みんなが言っているから本当かもしれない」と。

確かに、好きな人の良くない噂が気になってしまうのは分かる。でも、ネットで情報を発信することに対する責任を、もう少し持った方がいい。少なくとも、自分自身のブログが、「推しメン」を応援するためのものであるなら。


最近気になったところでは、盗撮画像・盗聴音源かな。基本的にそんなのは「見ないし、聴かない」のだけどね。嫌な気分になりたくないから。ただ、たまにうっかりと…見たり聴いたりしてしまうことがある。好奇心とか、怖いもの見たさみたいな気持ちで(こういう気持ち、皆少なからず持っているよね)。


この類のもの、本物だと思う? 大抵のものは、誰かを「貶めよう」という意図をもって、作成・編集されるもの。いくつか音源を聴いてみたこともあるけれど、信憑性が怪しいものも確実にある。これが「ホンモノ」として流通するのが不思議なぐらいのものも。

結論からいくと、こういうのは信じるな!! 「ファンなら音源なんか認めるな」と言いたい。存在を認めた時点でアンチの思う壺。


藤本美貴さんや、モーニング娘。などを応援する人にとって、いや、藤本美貴さん自身、モーニング娘。自体にとっての、

意外に厄介な敵の一つは、実はファン、自分たち自身だったりするかもしれない。

最近、そんな風に感じることが多い。