5 藤本美貴はピュア

『気持ち』
あなたと会ってもうすぐ4年。
気づいてた?
初めて待ち合わせた交差点。
覚えてる?
ふたりで買い物したり写真撮ったり映画見たりいつも笑ってる。
でも、ケンカしたり言い合ったり、電話で朝まで話したり。
あなたの前だと私はビックリしちゃうけど、素直になれる。
不思議です。
だから今日は伝えたい、そんなあなたに。
あなただから、大好きだよ。


これは、2004/11/20放送、大阪のラジオ「ヤングタウン土曜日」*1の中で、
彼女が、恥ずかしがりながらも披露した詩。
その後、さんまさんとこんなやりとりをしている。

藤本 :これねえ。カップルの詩みたいになってるんですよ。
さんま:そうや、カップルの詩ヤンか。
藤本 :違うんですよ。カップルじゃないんですよ。
さんま:何それ?犬?どうせそんなんやろ?お前らの言うことは。
藤本 :違いますよ。松浦亜弥ですよ。
さんま:ああ。亜弥ちゃんに捧げる歌。
藤本 :はい。

ちょうど、このラジオの回(他のアシスタントは安倍さんと高橋さん)は、色々あって…
高橋さんが、ダコダコYO!!とか面白い詩を披露していたり、
安倍さんは、この回のラジオが問題のきっかけになってしまったりして、
ミキティの詩、かすんでしまってたんだけど。
しかも、「歌詞」の作詞なのに、彼女は詩(poem)を作ってきた訳だし…
(これはさんまさんにつっこまれてたけど)


私は、これ、聴いた時に あぁ、ピュアだなぁ って思った。

彼女を「素直な子」って捉えている人は、多分ファンの中には結構いると思うけど
あんまりピュアって言ってる人はいないかな?
いや、そういう面があることには気付いているかもしれないけど。


言葉の微妙なニュアンスって難しくて、
「ピュア(pure)」という言葉は、彼女に当てはまるなって思うけど
日本語の「純粋」が当てはまるかどうかは分からないし
上手く表現するのは難しい。


この詩の何がどういう風にピュアなんだ?って、説明するのは難しい。
いや、本当は、頑張って説明しようと思ったんだけど
同じ詩を見たとしても、人によって感じ方が違うかもしれないし
感性の問題だ。たぶん。


この詩、すごく幼い子の詩みたいだよね。小学生の女の子とか。
まぁ恐ろしくストレートに自分の気持ちを書いている訳だけど
彼女は20歳(当時19歳)な訳で…
友達に向かって、ここまで純粋に「ありがとう」って思えること
それを、こうやってまっすぐに表現できること
なかなかできないんじゃないかな?って思う。


いいなぁ。 この子はやっぱりかわいい。








*1:基本的には明石家さんまさんのラジオ。藤本さんは、アシスタント(準レギュラー)として、かなり頻繁に出演している。高橋愛さんと組んで出演することが多い。 書き起こしは、hotmilkさんのホームページ(http://hotmilk.jp/)。